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記事の中では、花王の株価推移と見通し、業績分析、配当金、株主優待について書いています。
「花王の株価は今後どうなりそう？」、「業績はいいの？配当金・優待もある？」というあなたの声に答えられる記事なのでぜひ参考にしてください！
こんにちは、投資運用歴15年のライトニング（ ＠lightningshift9）です。
アタックZEROなど家庭で使う商品を製造するメーカー「花王」。
洗剤、化粧品など身の回りで使う商品が多く、CMでも花王の製品を見かけることも多いと思います。
本記事では、花王の株価予想について紹介します。
業績分析、配当金、株主優待にも触れながら、チャートを徹底分析していきますので、ぜひ参考にしてください！
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花王（4452）について
花王は、化粧品、洗剤、おむつなどを製造する総合化粧品・トイレタリーメーカーです。
会社概要は次の通りです。
| 会社名 | 花王株式会社 |
|---|---|
| 本社 | 東京都中央区日本橋茅場町一丁目14番10号 |
| 創業 | 1887年6月（明治20年） |
| 設立 | 1940年5月（昭和15年） |
| 資本金 | 854億円 |
| 代表 | 澤田道隆 |
会社の創業は1887年であり、創業から200年以上の老舗企業です。
作っているものは、アタック、ビオレ、メリーズなど家庭での必須商品を数多く作っており、花王の製品に毎日お世話になってい人も多いと思います。
花王（4452）の株価推移とチャート
花王の株価をチャートを見ながら解説していきます。
＜花王の日足＞
2019年2月～2020年4月までの日足ですが、株価としては7,500円～9,000円のボックス圏であったことがわかります。
2020年3月はコロナショックにより一時的な下抜けはありましたが、最終的にはボックス圏に戻っています。
＜花王の月足＞
月足で見ると、1996年～2012年までは株価は1,500円～3,500円のボックス圏でずっと推移していました。
しかし、2013年に株価がこのボックス圏をブレイクすると、上昇トレンドとなり、2018年には上場来高値9,387円を取っています。
花王（4452）の業績分析
花王の2019年12月期の決算ハイライトからはまずは見てみましょう。
注目すべきは10期連続営業利益増である点です。
花王は老舗企業でありながら、新興企業のような営業利益の成長を見せており、この点は非常に評価できると思います。
①売上、利益の成長（損益計算書）
花王の2019年12月期の決算では、売上高は前期比▲0.4％の15,022億円、営業利益は前期比＋1.9％の2,117億円でした。
驚くべきは営業利益率が14.1%と高収益なことです。
これは花王が作っている商品が単純なものではなく、付加価値の高い商品を作る企業努力によるものだと考えられます。
セグメント別に業績を見てみると、ファブリック・ホームケア事業の売上高、利益が高く、営業利益率に関しては20％であり、花王の稼ぎ頭になっていることがわかります。
注目すべきは、花王はセグメント別に売上のバランスが取れており、全ての事業を会社の柱と言ってもいい状態に育てていることです。
投資も分散投資が大事と言われるように、会社の事業においても事業を分散し、どこかが悪くなっても他で補完できるような状態にすることが理想です。
花王はこの事業分散を行い、全ての事業を柱としているのは驚きとしか言いようがありません。
花王の今後に関しては、これまでの売上高、利益の成長を考えれば、会社の戦略を信じていけると思います。
高収益体制をさらに強化するための施策として「新事業」、「新商品」を打ち出してくることは間違いないと思います。
そして、2019年12月期の決算で見られた、ヒューマンヘルスケア事業での売上減はおむつの販売苦戦であり、ここもしっかりと来期の戦略として考えられています。
おむつ商戦は競合も多く、簡単ではないと思いますが、戦略が上手くはまり、ヒューマンヘルス事業全体としても成長できれば、花王という企業がさらに強くなると思います。
②財務内容
花王の財務内容ですが、全く問題がありません。
自己資本が50％超えており、さらには有利子負債も多くなく、財務内容は問題ないですね。
引用：株探
花王（4452）の配当金、株主優待
花王の配当金、株主優待は以下の通りです。
花王の配当金、株主優待
- 配当金：1株当たり140円（2020年12月期）
- 株主優待：なし
それぞれについて詳しく見てみましょう！
①配当金
花王では2020年12月期には年間で1株当たり140円の配当金が支払われる予定です。
すごいのが30期連続増配となっていることです！
これが花王の株価を支える1つの要因になっていることは間違いありませんね。
2020年4月24日の株価8,662円から考えると、配当利回りは1.6％とそこまで高くはありません。
したがって、花王の場合は配当利回り狙いではなく、業績の進捗、配当金施策を見ながら、値上がり益のキャピタルゲインを狙うことをおすすめします。
②株主優待
花王では株主優待は実施されていません。
花王（4452）の株価予想
花王の株価の今後の予想ですが、7,500円～9,000円のボックス圏を上抜けできれば、さらなる上場来高値が見えてくると考えます。
日足レベルでは長らく7,500円～9,000のボックス圏であり、上抜けも下抜けもしない期間が続いています。
ただ、2020年4月24日の直近はボックス圏の上限当たりで推移しており、ここからはボックス圏を突き抜けられるか注視する必要があります。
株価がレジスタンスラインで戻されて、ボックス圏の下限も割ってくる可能性もあるので要注意です。
月足で見てみると上昇トレンドを継続しているため、今のところは上場来高値を更新しに行く可能性の方が高いと思われます。
買い時としては、ボックス圏の上限の9,000円を超えて、新高値をブレイクしてから買い、一定の値幅を取るトレードがおすすめですね。
花王（4452）の株価予想のまとめ
本記事では「花王（4452）の株価予想」について書きました。
花王は営業利益率が14.1%と高収益な、化粧品・トイレタリーメーカーです。
配当金は30期連続増配となっていますが、配当利回りは直近では約1.6％と高くないので、値上がり益狙いで買うのがおすすめです。
今後の株価予想としては9,000円のボックス圏を上抜けできれば、さらなる株価の上昇が見込める可能性があると考えられます。
ライトニング（ ＠lightningshift9）でした。
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