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記事の中では、スズキの株価推移と見通し、業績分析、配当金、株主優待について書いています。
「スズキの株価は今後どうなるの?」、「業績はいいの?配当金・優待もある?」というあなたの声に答えられる記事なのでぜひ参考にしてください!
こんにちは、投資運用歴15年のライトニング( @lightningshift9)です。
軽自動車に強みを持つ車メーカー「スズキ」。
軽自動車では国内2強の地位にあり、二輪でも大手のスズキですが、投資家として気になるのは株価推移ですね。
本記事ではスズキの株価見通しについて紹介します。
業績分析、配当金、株主優待にも触れながら、チャートを徹底分析していきますので、ぜひ参考にしてください!
また、株式投資歴15年の僕が利益を上げ続けるために役立ったこと、投資初心者にもおすすめの情報を以下のページでもまとめていますので、ぜひ一読して頂ければ幸いです。
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Contents
スズキ(7269)について
まずはスズキの会社概要から見てみましょう。
会社名 | スズキ株式会社 |
---|---|
事業内容 | 四輪車・二輪車・船外機・電動車いす等の製造・販売 |
本社 | 静岡県浜松市南区高塚町300 |
設立 | 1920年3月(大正9年)鈴木式織機株式会社として設立 |
資本金 | 1,622,718,300円(2020年3月末現在) |
代表 | 鈴木 俊宏 |
スズキはCMでもお馴染みだと思いますが、自動車の中でも軽自動車に強みを持つ会社です。
また、バイク好きの人はご存知でしょうが、オートバイにも強く、二輪車の販売は世界第8位となっています。
経営に関しては同族経営であり、会長・社長には鈴木一族が就任しています。
本社は静岡県浜松市にあり、創業の地に密着した企業と言うことができますね。
スズキ(7269)の株価推移とチャート
スズキの株価をチャートを見ながら解説していきます。
<スズキの日足>
19年5月~20年7月まで日足を見てみると、20年2月までは3,800円~5,300円の広めのボックス圏で株価が推移していたことがわかります。
しかし、新型コロナの世界的な流行により市場が急落すると、ボックスの下限を下回り、スズキの株価は2,500円まで大幅下落しました。
直近は株価は切り返してるものの、ボックスのサポートラインとして機能していた3,800円が今度はレジスタンスラインとなり、この3,800円を超えられない状況になっています。
<スズキの月足>
月足を見てみると、17年あたりから株価が高値ブレイクし、上場来高値である7,500円まで上昇したことがわかります。
しかし、その後株価はピークアウトし、今回のコロナショックではさらに追い打ちもあり、株価は2,500円までの下落と、7,500円から考えると1/3となりました。
しかし、2,500円付近は月足の直近安値と言える値であり、ここはサポートラインとして機能していることがわかります。
逆に3,800円は節目の株価であることから、ここが日足同様にレジスタンスラインとなりそうです。
- 日足:株価はコロナショックにより急落、切り替えしてはいるが3,800円がレジスタンスライン
- 月足:7,500円まで上昇した株価はその後ピークアウト
スズキ(7269)の業績分析
スズキの業績について、業績推移、最新決算期の売上・利益の成長、財務状況を見ていきましょう。
①業績推移
スズキの業績推移は次の通りです。
売上高 | 営業利益 | 純利益 | 1株利益 | 1株配当 | |
---|---|---|---|---|---|
17年3月 | 3,169,542 | 266,685 | 195,693 | 362.5 | 44 |
18年3月 | 3,757,219 | 374,182 | 215,730 | 488.9 | 74 |
19年3月 | 3,871,496 | 324,365 | 178,759 | 395.3 | 74 |
20年3月 | 3,488,433 | 215.069 | 134,222 | 286.4 | 85 |
21年3月 | – | – | – | – | – |
売上高は19年3月までは右肩上がりに増収していましたが、20年3月には減収に転じました。
一方、営業利益については19年3月には減益になっており、拡大傾向であった業績に陰りが見え始めています。
なお、21年3月期については新型コロナの影響もあり、業績見通しは未開示となっています。
- 売上高は右肩上がりだったが、20年3月期に減収となった
- 営業利益は売上高よりも早く19年3月期に減益となっている
- 21年3月期は新型コロナの影響あり見通しは未定
②直近決算分析(2020年3月通期)
スズキの20年3月通期の決算は次の通り好調な内容でした。
売上高:34,884億円(前期比▲9.9%)
営業利益:2,151億円(前期比▲33.7%)
四半期決算の推移を見ても、前年同時期に比べて厳しく、前期四半期よりも厳しい決算となっていることがわかります。
<スズキの四半期決算推移>
売上高 | 営業利益 | 純利益 | 1株利益 | 利益率 | |
---|---|---|---|---|---|
19.1-3月 | 1,032,662 | 67,821 | -2,022 | -4.5 | 6.6% |
19.4-6月 | 907,534 | 62,656 | 40,511 | 87.8 | 6.9% |
19.7-9月 | 847,912 | 55,950 | 38,792 | 84.1 | 6.6% |
19.10-12月 | 870,624 | 51,827 | 37,261 | 80.3 | 6.0% |
20.1-3月 | 862,363 | 44,636 | 17,658 | 37.7 | 5.2% |
今回の通期決算が減収減益となった理由としては次の要素が大きく影響しています。
- インドでの四輪の販売不振
- 為替の円高
- 新型コロナにより販売悪化
まず1つ目のインドの販売不振については、販売台数が多いインドでの生産・販売が減ったことがスズキ全体の業績にも影響を及ぼしました。
パキスタン、タイでも生産、販売は悪化していますが、インドの生産・販売は大きいため、今回の決算へ大きなインパクトを与えました。
2つ目の為替については、昨年度に比べて為替が円高に向かい、輸出採算が悪化しました。
為替円高による業績悪化は自動車メーカーの共通の事情ですが、スズキも多分に漏れずという状況です。
最後に、やはり大きかったのは新型コロナによる販売減です。
新型コロナの影響は収束の見通しが見えず、今後も大きな影響を与えそうです。
ウィズコロナ時代への突入とも言われていますが、引き続き状況を見ながら、我々投資家としては四半期決算をしっかり確認していく必要があります。
- 20年3月通期は減収減益
- 業績悪化の理由は、①インドでの販売不振、②為替円高、③新型コロナの影響
- 今後は新型コロナの影響を見ながら、四半期ごとに決算の確認が必要
③競合他社との比較
同じ自動車メーカーと比較してスズキの業績はどうなのでしょうか。
同クラスのスバルと比較してみましょう。
<競合他社との比較>
(単位:100万円) | スズキ (2020年3月) |
スバル (2020年3月) |
売上高 | 3,488,433 | 3,344,109 |
営業利益 | 215,069 | 210,319 |
営業利益率 | 6.2% | 6.3% |
経常利益 | 245,414 | 207,656 |
純利益 | 134,222 | 152,587 |
1株純利益 | 286.4円 | 199.0円 |
スバルと比較してみると、売上高はほぼ同規模であり、利益的にもかなり近い数字であることがわかります。
スズキは同業他社に引けを取らないということがわかりますね。
ただ、その一方で後述するようにスバルに比べて配当金利回りが低いのは、スズキの少し残念なところです。
④財務内容(20年3月通期)
スズキの財務内容ですが、基本的には問題ありません。
1株純資産 | 自己資本比率 | 総資産 | 自己資本 | 剰余金 | 有利子負債倍率 | |
---|---|---|---|---|---|---|
2020.03 | 3,065.61 | 44.5 | 3,339,783 | 1,487,550 | 1,414,665 | 0.27 |
自己資本比率は44.5%と高く、有利子負債も0.27倍と問題ない範疇です。
基本的には問題なく、特段気にする必要性はないと思います。
スズキ(7269)の配当金、株主優待
スズキの配当金、株主優待は以下の通りです。
スズキの配当金、株主優待
- 配当金:未定(2021年3月期)
- 株主優待:静岡茶2本セット
それぞれについて詳しく見てみましょう!
①配当金
スズキの21年3月期の配当金は未定となっています。
新型コロナの影響により業績見通しが未定となっているため、配当金も未定とせざるをえない状況です。
なお、過去からの配当金の推移は次の通りです。
21年3月期の配当金は未定となっていますが、仮に前年の配当金74円(記念配当除く)が維持された場合、配当金利回りは1.9%となります。
配当金利回りは低いため、配当金はおまけ程度で考え、あくまで値上がり益を狙うことをおすすめします。
②株主優待
スズキでは3月末に100株以上保有している株主に対して、スズキが所在する静岡の産品「静岡茶2本セット」が株主優待として進呈されます。
- 配当利回りは1.9%と物足りない
- 株主優待は静岡茶2本セット
スズキ(7269)の株価見通し
スズキの株価の今後の予想ですが、2,500~3,800円のボックス圏で推移と考えます。
スズキの株価はコロナショックにより下落後、市場の落ち着きとともに反発推移していますが、3,800円がレジスタンスラインとなり超えられない状態にあります。
スズキの四半期決算は厳しく、新型コロナの感染拡大状況からも業績はすぐに好転するのは難しく思えます。
そうなると短期的にはファンダメンタル面からも買いは入らず、3,800円が上値を抑えるでしょう。
月足で見ると2,500円をサポートラインとして反発していることがわかります。
しかし、先ほどの日足で見たように、3,800円は直近高値でもあり月足でもレジスタンスラインとなる位置です。
現状、通気決算も厳しい様子なので、しばらくは2,500~3,800円のボックス圏となりそうです。
- 短期的見通し:3,800円を上限として軟調推移
- 中期的見通し:2,500~3,800円のボックス圏で推移
スズキ(7269)の株価見通しのまとめ
本記事では「スズキ(7269)の株価見通し」について書きました。
今回の記事のスズキの株価見通しのまとめは次の通りです。
- 20年3月通期は減収減益(売上高▲9.9%、営業利益▲33.7%)
- 減収減益の要因は①インドでの販売不振、②為替円高、③新型コロナ影響
- 配当金利回りは1.9%と物足りない
- 株価は2,500~3,800円のボックス圏で推移しそう
ライトニング( @lightningshift9)でした。
今回紹介したファンダメンタル、テクニカル分析は、以下の記事で紹介しているおすすめ本を読むことにより身に付きました!
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