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記事の中では、良品計画の株価推移と見通し、業績分析、配当金、株主優待について書いています。
「良品計画の株価は今後どうなるの?」、「業績はいいの?配当金・優待もある?」というあなたの声に答えられる記事なのでぜひ参考にしてください!
こんにちは、投資運用歴15年のライトニング( @lightningshift9)です。
無印良品の販売で僕たちの生活にも身近な「良品計画」。
お求めやすい価格ながら品質の高い衣料や、美味しい食品などで消費者の注目を集める良品計画ですが、投資家として気になるのは株価推移ですよね。
本記事では、良品計画の株価見通しについて紹介します。
業績分析、配当金、株主優待にも触れながら、チャートを徹底分析していきますので、ぜひ参考にしてください!
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Contents
良品計画(7453)について
まずは良品計画の会社概要から見てみましょう。
会社名 | 株式会社良品計画 |
---|---|
事業内容 | 衣料、雑貨等「無印良品」ブランドで企画から小売 |
本社 | 東京都豊島区東池袋4-26-3 |
設立 | 1989年6月(登記上 1979年5月) |
資本金 | 67億6,625万円 |
代表 | 松﨑 曉 |
良品計画は無印良品を運営する会社です。
無印良品は商業施設に店舗展開しており、衣料や雑貨、食品など品質が高い商品をお求めやすい価格で販売していることが特徴です。
最近ではローソンと提携することが発表となり、実店舗以外でもコンビニでの展開にも期待が持たれるところです。
良品計画(7453)の株価推移とチャート
良品計画の株価をチャートを見ながら解説していきます。
<良品計画の日足>
日足を見ると、19年4月~20年1月までは1,700~2,650円の広めのボックス圏のような動きをしています。
ただ、1月に決算発表したのですが、決算翌日にはSTOP安になるまで売られてしまいました。
さらにその後は新型コロナが流行し、無印良品も来店者が減ることもあり、株価は売りの対象となりました。
一時期株価は1,000円まで下落しましたが、直近は1,700円まで持ち直しています。
<良品計画の月足>
月足を見てみると、2000年、2014年から現在と2回のピークがあることがわかります。
まず、2000年には株価は2,500円まで大幅上昇しましたが、株価の上昇は長く続かず、上昇前の200円付近まで戻してしまいました。
その後10年以上の間、200~1,000円のボックス圏で株価は推移しましたが、2014年に1,000円をブレイクすると本格的な上昇が始まりました。
2000年の2,500円も抜き去り、2018年には4,000円まで株価は上昇し上場来高値を更新しています。
ただ、その後は先ほどの日足で説明の通り、決算発表・新型コロナの流行により株価は売られ、1,700円付近での推移となっています。
- 日足:決算発表・新型コロナ流行により売られ、株価は1,700円付近で推移
- 月足:18年に上場来高値を更新したが、日足の通り足元は下落調整中
良品計画(7453)の業績分析
良品計画の業績について、業績推移、最新決算期の売上・利益の成長、財務状況を見ていきましょう。
①業績推移
良品計画の業績推移は次の通りです。
売上高 | 営業利益 | 純利益 | 1株利益 | 1株配当 | |
---|---|---|---|---|---|
17年2月 | 333,281 | 38,278 | 25,831 | 97.5 | 293 |
18年2月 | 379,551 | 45,286 | 30,113 | 114.7 | 345 |
19年2月 | 409,697 | 44,743 | 33,845 | 128.9 | 387 |
20年2月 | 438,713 | 36,380 | 23,253 | 88.5 | 200.2 |
20年8月(変) | ー | ー | ー | ー | ー |
売上高は緩やかに増加している一方で、利益は19年2月から減益となっています。
特に20年2月は減益幅が大きいので、今後の決算については留意が必要です。
次期決算は決算期の変更で変則決算であり、20年8月期となります。
- 売上は増収傾向で高評価
- 利益は19年2月期から2期連続減益で悪評価
- 次の決算は20年8月と変則決算
②直近決算分析(20年2月 通期)
良品計画の20年2月通期の決算は次の通り、やや非常に厳しい内容でした。
売上高:4,387億円(前期比+7.1%)
営業利益:363億円(前期比▲18.7%)
四半期決算の推移を見ても、なかなか厳しかったことがわかります。
<良品計画の四半期決算推移>
売上高 | 営業利益 | 純利益 | 1株利益 | 利益率 | |
---|---|---|---|---|---|
18.12-2月 | 105,482 | 9,884 | 3,536 | 13.5 | 9.4% |
19.3-5月 | 112,328 | 10,354 | 6,594 | 25.1 | 9.2% |
19.6-8月 | 104,123 | 10,242 | 6,676 | 25.4 | 9.8% |
19.9-11月 | 111,752 | 9,224 | 7,233 | 27.5 | 8.3% |
19.12-2月 | 110,510 | 6,560 | 2,750 | 10.5 | 5.9% |
20年通期決算におけるポイントは次の3つです。
- 売上増収:国内の既存店好調、海外新規店好調
- 営業利益減:販売管理コストの上昇(物流費、出店費用)
- 営業利益率悪化:販売単価の引き下げ
①売上増収:国内の既存店好調、海外新規店好調
20年2月通期の売上高が好調だった理由は、国内・海外含めて販売が好調であったことが理由です。
国内については、客数は前年比で112.9%としっかりと伸びており、こちらが売上高(販売実績)に繋がっています。
海外に関しては、ロケーションごとに次の通りの実績となりました。
- 東アジア:売上…前期比101.9%、営業利益…前期比85%
- 欧州:売上…前期比116.9%、営業利益…前期比▲1,970百万円で▲3,122百万円の赤字
- 西東アジア…前期比105.6%、営業利益…前期比▲862百万円で▲349百万円の赤字
海外は新規出店で攻めの段階であるため、売上が伸びていることは非常に好感が持てますね。
また、後述する営業利益減にも繋がりますが、海外での新規出店にはどうしてもコストがかさみますし、投資段階であるため営業利益の赤字は問題はないと思います。
今後しっかり成長をして利益を出せるようになるかを見ていきたいですね。
②営業利益減:販売管理コストの上昇(物流費、出店費用)
営業利益の減益の要因としては、物流費と出店費用が大きな理由です。
出店費用は先ほどの海外事業で見た通りですが、物流費は人手不足から配送費用が上がっていることが影響しています。
物流費が前期比126%は大きいですね。
今後の効率化をタイムスケジュールを設定して考えられているので、引き続き決算資料で確認していきたいですね。
③営業利益率悪化
営業利益率の悪化については、商品の値下げによる影響がもろに出ています。
値下げによって客足が増えていることもあるとは思いますが、全体として収益が最適化することが今後は必要になります。
良品計画の中期経営計画である「売上:5,000億円、営業利益:500億円」は新型コロナの影響もあり達成時期は未定となっています。
今後も四半期決算ごとに状況の確認は必要ですが、国内・海外ともに基本は順調に伸びているので、今後出店コストが回収できる段階になれば面白い決算になると思いますよ。
- 20年2月通期は増収、減益
- 売上増収:国内の既存店好調、海外新規店好調
- 営業利益減:販売管理コストの上昇(物流費、出店費用)
- 営業利益率悪化:販売単価の引き下げ
- コロナの影響はあるが、順調な販売であり、出店コストが回収できるようになれば面白い決算となりそう
③財務内容(20年2月通期)
良品計画の財務内容ですが、全く問題ありません。
1株純資産 | 自己資本比率 | 総資産 | 自己資本 | 剰余金 | 有利子負債倍率 | |
---|---|---|---|---|---|---|
2020.2 | 775.77 | 66.6 | 306,512 | 204,041 | 199,590 | 0.19 |
自己資本比率が66.6%と高く、有利子負債が0.19倍と少なく非常に良好です。
良品計画(7453)の配当金、株主優待
良品計画の配当金、株主優待は以下の通りです。
良品計画の配当金、株主優待
- 配当金:未定(20年8月期)
- 株主優待:なし
それぞれについて詳しく見てみましょう!
①配当金
良品計画の20年8月期の配当金は未定です。
新型コロナウイルスの影響により業績見通しが未定となっているため、配当金も同様に未定となっています。
なお、これまでは下記の通り配当金は推移しています。
20年2月は確かに減配となりましたが、株式分割がありましたので、分割前の配当金で言うと1株当たり364円でした。
分割後の配当金は1株当たり36.4円ですが、こちらが仮に維持されれば、配当金利回りは2.3%となります。
配当金はやや物足りないので、基本的には値上がり益狙いでチャートを見ながら取引することをおすすめします。
②株主優待
株主優待は実施さていません。
- 20年8月期の配当金は未定
- 配当が36.4円で維持の場合、配当利回りは2.3%でやや物足りない
- 株主優待はなし
良品計画(7453)の株価見通し
良品計画の株価の今後の予想ですが、短期的には1,000~1,700円のボックスであり、業績好転すれば2,600円を目指すと考えます。
良品計画の日足はコロナショックでの下落後ある程度反発したものの、1,700円がレジスタンスラインとなり、反発上昇しきれていません。
日本では新型コロナは落ち着いてきていますが、投資家としては四半期決算の数字で確かめたいという気持ちも強く、短期的には1,700円は超えられず、1,000~1,700円のボックス推移になると考えます。
月足で見ると、1,000円はサポートラインとなっているので、よっぽどのことがなければ1,000円を下回ることはないと思います。
今後四半期決算が良化して、日足が1,700円を抜いてくれば、次は2,600円を目指せるのが月足チャートから考えます
さらに上に行くにはもっと力が必要なので、まずは1,000~1,700円を固めて、その後2,600円を目指すというシナリオが堅いのではないでしょうか。
ただし、決算が良化すればということはお忘れなく!
- 短期的な見通し:1,000~1,700円のボックス
- 中長期的な見通し:決算良化すれば2,600円まで上昇
良品計画(7453)の株価予想のまとめ
本記事では「良品計画(7453)の株価見通し」について書きました。
今回の記事の良品計画の株価見通しのまとめは次の通りです。
- 20年12月通期は、増収・減益
- 国内既存店・海外新店もあり売上は伸びた
- 営業利益は、物流費コスト増、出店費用あり減益
- 営業利益率は値下げ販売により悪化
- 配当金が維持されても利回りは2.3%と物足りない
- 株価は短期的には1,000~1,700円で推移し、決算良化すれば2,600円目指しそう
ライトニング( @lightningshift9)でした。
今回紹介したファンダメンタル、テクニカル分析は、以下の記事で紹介しているおすすめ本を読むことにより身に付きました!
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