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本記事では資産運用の必要性について説明します。
資産運用が必要な理由
この記事を開いたあなたは、お金に関して将来の漠然とした不安や、お金を増やしたい気持ちがあるはずですよね?
では、なぜ現代日本において資産運用が必要なのかを見ていきましょう。
資産運用が必要な理由
- 将来の年金支給が不透明
- 終身雇用が崩壊し、給料も右肩上がりではない
- インフレになり、物価上昇の可能性がある
それぞれについて見てみましょう。
①将来の年金支給が不透明
テレビや新聞でも報道されていますが、年金支給額は過去に比べて減少傾向になります。
引用:厚生労働省|平成30年度厚生年金保険・国民年金事業の概況よりグラフ作成
年金は働く現役世代により支えられていますので、今後はさらに年金支給額が減少するリスクがあります。
減った年金に対して、国や会社が助けてくれるわけではありません。
あくまで自分自身で年金の不足分を準備する必要があります。
②終身雇用が崩壊し、給料も右肩上がりではない
戦後の昭和・平成時代までは、国内人口増加、産業の発展に伴い、給料も年齢とともに右肩上がりに増えていきました。
しかし、現在の日本は給料は会社に長く所属だけで、どんどん増えていく時代ではありません。
また、昨今の新型コロナにも見られるように、一流と呼ばれていた航空会社でも、急遽出向になったり、雇用が企業から守られる時代ではありません。
雇用の安定性、永続的な昇給が望めない時代。
少しでも自分自身で将来のお金の準備はしていく必要があります。
③インフレになり、物価上昇の可能性がある
一般的に、政府の中枢機関である日本銀行は物価上昇のインフレを目指しています。
急激なインフレは問題ですが、2%程度の適度なインフレは貯蓄から消費・投資を促す効果があるとされているからです。
消費者目線では物価が下がるデフレが好ましいと思われますが、日本銀行がインフレを目指す以上物価上昇のリスクは考えておく必要があります。
引用元:総務省統計局|小売物価統計調査年表よりグラフ作成
事実、一部の食品では約20年前に比べて物価は上昇しています。
お菓子やティッシュペーパーなどは表面的な値段は上がっていませんが、内容量が減っていたりということもあり、事実上の値上げとなっています。
引用:日本銀行|時系列統計データ検索サイトよりグラフ作成
定期預金金利は20年以上前は年利2.0%でしたが、現在では0.1%です。
「年利」とは1年後にいくらお金が増えるかをパーセント(%)で表すものです。
つまり、100万円を預けていたら20年前は年間2万円増えていましたが、今では年間1,000円しか増えません。
物価上昇目標が2%なのに対して、預金金利が0.1%となると、それだけで家計がマイナスになるのは明らかです。
それに消費税も増税方向と来たら、預金で対応するのは厳しいですよね。。
資産運用が必要な理由まとめ
- 将来の年金支給が不透明
- 終身雇用が崩壊し、給料も右肩上がりではない
- インフレになり、物価上昇の可能性がある(+消費増税方向)
→銀行金利は低金利で貯蓄だけでは減少分をカバーできない!
資産運用により自分の努力でお金を増やす必要がある
お金持ちなら資産運用をしなくてもいい?
でも、そもそもある程度のお金持ちになってたら資産運用はしくてもいいんじゃない?
事実、多くのお金持ちは資産運用でさらに富を築いている!
家計のお金が増える仕組みは以下の簡単な公式で表せます。
収入-支出+(運用資産×運用利回り)
お金持ちはすでに「資産」が大きいから、例えば同じ年利5%を得られる投資をするとしても、それだけお金が増える速度は速いんだよ。
100万円の資産を年利5%で運用すると、年間5万円が増えます。
一方、1億円の資産を持っている人が年利5%の運用利回りを得られれば、年間500万円が増えます。
このように同じ運用利回りでも、運用資産が多ければ多いほど、資産運用は有利になります。
お金持ちは資産を働かせて、さらに富を築けることを知っています。
お金に働いてもらうことは何もお金持ちだけに許された特権ではないので、ぜひあなたもゆっくりとお金持ちの仲間入りをしましょう。
「お金に働いてもらう」という観点をさらに深く知りたい場合は、ベストセラーにもなった「金持ち父さん貧乏父さん」が分かりやすくおすすめです。
関連記事【2020決定版】お金の勉強本おすすめランキング4選!実際に買って人生が変わった!
正しく把握すれば資産運用は怖くない
でも、やっぱり資産運用って怖いんだよね…
お金を増やす資産運用と言うと、メディアの影響もあり、ギャンブル的なFX、仮想通貨などがイメージされます。
FX、仮想通貨などはリスクが高い「投機」に当たり、初心者が手出しすべきものではありません。
正しい資産運用は、長期でゆっくりとお金持ちを目指せる運用です。
具体的には、次のようなものが初心者でもできる、ゆっくりお金持ちを目指すための正しい資産運用に該当します。
ゆっくりお金持ちを目指す正しい資産運用
人によって向き不向きはありますが、これらは資産運用の3原則である「長期」、「分散」、「積立」がなされています。(詳細は第3話にて)
さらに、過去の運用結果から安定的な運用利回りを期待できることが証明されています。
本講座では次回以降、あなたがゆっくりお金持ちを目指すための「正しい資産運用」について順を追って説明していきます。
次の第2話では資産運用を始めるための下準備である「お金の流れを整える方法」を解説しますので、一緒にぜひ勉強していきましょう。
1.資産運用が必要な理由を解説
5.自分に合った資産運用は何かを確認しよう
6.実際に資産運用を始めてみよう