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記事の中では、出光興産の株価推移と見通し、業績分析、配当金、株主優待について書いています。
「出光興産の株価は今後どうなるの?」、「業績はいいの?配当金・優待もある?」というあなたの声に答えられる記事なのでぜひ参考にしてください!
こんにちは、投資運用歴15年のライトニング( @lightningshift9)です。
映画「海賊と呼ばれた男」のモデル企業である「出光興産」。
ガソリンスタンドでお世話になることから馴染みも深い出光興産ですが、投資家として気になるのは株価推移ですね。
本記事では、出光興産の株価予想について紹介します。
業績分析、配当金、株主優待にも触れながら、チャートを徹底分析していきますので、ぜひ参考にしてください!
サポートラインを割らなければ業績回復とともに上昇するが、割り込めばもう一段下落しそう!
また、株式投資歴15年の僕が利益を上げ続けるために役立ったこと、投資初心者にもおすすめの情報を以下のページでもまとめていますので、ぜひ一読して頂ければ幸いです。
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Contents
出光興産(5019)について
まずは出光興産の会社概要から見てみましょう。
会社名 | 出光興産株式会社 |
---|---|
事業内容 | 燃料油の製造/販売、基礎化学品の生産/販売、電力・再生可能エネルギー |
本社 | 東京都千代田区丸の内三丁目1番1号 |
設立 | 1940年3月30日 |
資本金 | 1,683億円 |
代表 | 木藤 俊一 |
出光興産はENEOSに次いで、石油業界第2位のシェアを持つ会社です。
2019年には昭和シェルと経営統合しており、石油メーカーとしてのシェアを一気に伸ばしたという経緯もあります。
街中でも出光のガソリンスタンドがあり、馴染みがある人も多いかと思いますが、2021年を目途に旧昭和シェルのガソリンスタンドのブランドマークを統一することが決まっています。
そのため、今後さらに出光興産のガソリンスタンドを見かける機会が増えると思います。
出光興産(5019)の株価推移とチャート
出光興産の株価をチャートを見ながら解説していきます。
<出光興産の日足>
日足を見てみると、長期移動平均線に抑えられながら、右肩下がりの下落チャートになっていることがわかります。
一時的な反発はあるものの、買いは続かずにレジスタンスラインに抑えられしまっています。
直近については、原油価格の急落もあり、サポートラインであった2,500円を簡単に割り込み、逆に2,500円がレジスタンスラインとなり株価は低迷しています。
<出光興産の月足>
月足で見ると、2008~2016年までは2,500円のレジスタンスラインに抑えられ、株価は1,200~2,500円のボックス圏で推移していました。
2017年に2,500円をブレイクすると、株価は4,000円まで上昇し、さらに4,000円のレジスタンスラインも突破し、2018年には6,430円の高値を付けました。
しかし、その後は株価はピークアウトし、直近はサポートラインとなった2,500円付近で株価は推移しています。
- 日足:移動平均線に抑えられ右肩下がりに下落
- 月足:株価はピークアウトし、サポートラインである2,500円付近で推移
出光興産(5019)の業績分析
出光興産の業績について、業績推移、最新決算期の売上・利益の成長、財務状況を見ていきましょう。
①業績推移
出光興産の業績推移は次の通りです。
売上高 | 営業利益 | 純利益 | 1株利益 | 1株配当 | |
---|---|---|---|---|---|
17年3月 | 3,190,347 | 135,234 | 88,164 | 551.2 | 50 |
18年3月 | 3,730,690 | 201,323 | 162,307 | 845.2 | 80 |
19年3月 | 4,425,144 | 179,319 | 81,450 | 401.6 | 100 |
20年3月 | 6,045,850 | -3,860 | -22,935 | -76.5 | 160 |
21年3月 | 3,900,000 | 60,000 | 5,000 | 16.8 | 160 |
売上高は原油価格の上昇、昭和シェルとの統合もあり右肩上がりに増加しています。
一方、利益は20年3月期については一気に赤字転落しています。
これは、コロナショック、OPEC盟主であるサウジアラビアが減産から増産方針に切り替えたことにより、原油市況が過去にないほどの下落を見せたことが主要因です。
21年2月期に関しては、原油市況下落に伴う製品価格の下落により売上高は減収、利益はs石油製品需要の悪化を織り込んで過去よりも低めに予測を打ち出しています。
- 売上高は原油市況を追い風に右肩上がりに成長(20年3月期まで)
- 営業利益は原油の急落により、20年3月期に赤字転落
- 21年2月期の見通しは、売上高は減収、利益は低迷として打ち出し予想
②直近決算分析(20年3月期通期)
出光興産の20年2月期の決算では、売上高は前期比-12.0%の60,459億円、営業利益は赤字転落の-262億円と非常に厳しい内容でした。
大幅赤字の理由は、先ほども書いたように「原油価格の急落」、そして新型コロナによる「石油製品需要の低迷」ですね。
出光興産のビジネスは海外から原油を購入し、製油所で在庫を行った後、石油製品を製造します。
そのため、仕入れと販売にタイムラグがあり、原油価格が急落すると、在庫評価損が発生するのに加え、販売単価も引き下げとなり損が出る構造になっています。
そのため、原油価格の急落は出光興産の20年3月期の決算に大きな影響を与えたというわけです。
出光興産では21年3月期は新型コロナの影響により、石油製品の需要低迷は継続するものとして、利益は従来に比べて弱気の予想となっています。
徐々に日常生活は取り戻して行くでしょうが、海外では感染拡大は続けており、飛行機の減便は免れず、ジェット燃料は厳しい状況が継続すると思います。
状況の推移については、四半期決算でしっかりと確認する必要がありますね。
<出光興産の四半期決算推移>
売上高 | 営業利益 | 純利益 | 1株利益 | 利益率 | |
---|---|---|---|---|---|
19.01-03月 | 1,085,044 | 36,075 | -20,327 | -100.2 | 3.3% |
19.04-06月 | 1,476,314 | 33,980 | 35,989 | 119.3 | 2.3% |
19.07-09月 | 1,523,717 | 26,321 | 9,358 | 31.0 | 1.7% |
19.10-12月 | 1,560,642 | 47,889 | 19,580 | 65.0 | 3.1% |
20.01-03月 | 1,485,177 | -112,050 | -87,862 | -292.3 | -7.5% |
直近四半期の20年1-3月は営業利益は急激な悪化になっているのは先ほどまでの説明の通りです。
今後は利益がどこまで回復していくのかが、株価の、配当金の行方を決めると思うので、投資家としては四半期決算を注視することが大切です。
- 直近四半期は売上は、直前四半期から横ばい
- 営業利益は原油下落、製品需要悪化により大赤字
③競合他社との比較
出光興産以外は競合他社と比較してどうなのでしょうか?
業界第1位のJXTGと比較してみましょう。
<競合他社との比較>
(単位:100万円) | 出光興産 (2020年3月) |
JXTGホールディングス (2020年3月) |
売上高 | 6,045,850 | 10,011,74 |
営業利益 | -3,860 | -113,061 |
経常利益 | -13,975 | -135,764 |
純利益 | -22,935 | -187,946 |
1株純利益 | -76.3円 | -57.9円 |
JXTGホールディングスは金属部門などもあるため、規模としては出光興産の方が小さいですが、原油急落による影響は両社ともに同じであることがわかります。
20年3月期では違いがわかないので、今後も継続的に決算比較をしていく必要がありますね。
④財務内容(20年3月通期)
出光興産の財務内容ですが、自己資本がやや低く、借入金が多いですね。
1株純資産 | 自己資本比率 | 総資産 | 自己資本 | 剰余金 | 有利子負債倍率 | |
---|---|---|---|---|---|---|
2020.3 | 3868.68 | 29.6 | 3,886,938 | 1,150,009 | 308,064 | 1.13倍 |
自己資本比率は29.6%と物足りなく、有利子負債も1.13倍とやや大きいです。
ただ、自己資本が1兆円あるため、たちまち厳しくなることはないとは思います。
出光興産(5019)の配当金、株主優待
出光興産の配当金、株主優待は以下の通りです。
出光興産の配当金、株主優待
- 配当金:未定(2021年3月期)
- 株主優待:なし
それぞれについて詳しく見てみましょう!
①配当金
出光興産では21年3月期の配当金は未定となっています。
これまでの配当金の推移は次の通りです。
直近4年を見てみると配当金は増配傾向にあり、20年3月期の配当金は1株当たり160円です、
2020年5月27日の株価2,436円から考えると、配当利回りは6.6%です。
配当利回りは非常に高く、このまま配当が維持されるのであれば高配当投資の対象として買いたい水準ですね。
しかし、今後の配当が未定であり、僕も買うかどうかは迷ってしまうのが正直なところです。
②株主優待
出光興産では株主優待は実施されていません。
- 20年3月期の配当利回り6.6%と高く、高配当投資の対象として魅力的
- しかし、21年3月期の配当は未定であり、配当目的で買うかは悩みどころ
出光興産(5019)の株価見通し
出光興産の株価の今後の見通しですが、2,500円を割らずに堪えられれば、中長期的4,000円に目指せるもの、現状判断は難しいと考えます。
出光興産のチャートは移動平均線に抑えられる形で右肩下がりに下落をしています。
下げ止まりもしているように見られますが、どちらに行くのかは今は何とも言えません。
ファンダメンタル面では直近四半期決算は非常に悪く、決算発表後の5月27日にはGDで売られたことからも方向性が見えない状況です。
月足ではちょうどサポートライン上におり、こちらも耐えているように見えるのですが、本当に下げ止まっているのかがまだ判断できません。
通期決算でも20年3月期は非常に悪く、先の21年3月期の見通しも悪いので、積極的な買いは入りにくいと思います。
ただし、配当金が維持されれば利回り期待の買いが入るので、株価が上昇する材料としては業績の改善、配当金の維持が必要かと思います。
しかし、減配となると株価は下落する可能性があるので、見極めが非常に難しい位置に株価がいます。
- 短期的な見通し:大幅下落がなければ2,500円付近までは戻せるが、判断が難しい
- 中長期的な見通し:サポートラインである2,500円付近を割らなければ上昇、割り込めばさらに下落
出光興産(5019)の株価見通しのまとめ
本記事では「出光興産(5019)の株価見通し」について書きました。
今回の記事の出光興産の株価見通しのまとめは次の通りです。
- 年度業績は原油急落、石油製品需要低迷により大赤字
- 四半期決算も同様の理由で大赤字
- 配当金が維持されれば利回りは6.6%だが、赤字のため不透明
- 株価はサポートライン上にあり方向性が見えにくい
- 2,500円付近のサポートラインを大きく割らなければ業績回復とともに4,000円を中長期で目指すが、割り込んだ場合はもう一段下落しそう
ライトニング( @lightningshift9)でした。
今回紹介したファンダメンタル、テクニカル分析は、以下の記事で紹介しているおすすめ本を読むことにより身に付きました!
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