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記事の中では、JTの株価推移と見通し、業績分析、配当金、株主優待について書いています。
「JTの株価は今後どうなるの?」、「業績はいいの?配当金・優待もある?」というあなたの声に答えられる記事なのでぜひ参考にしてください!
こんにちは、投資運用歴15年のライトニング( @lightningshift9)です。
日本国内でたばこの販売を行う「JT」。
たばこの販売だけでなく医薬品、食品も手掛けるJTですが、投資家として気になるのは株価推移ですよね。
本記事では、JTの株価見通しについて紹介します。
業績分析、配当金、株主優待にも触れながら、チャートを徹底分析していきますので、ぜひ参考にしてください!
また、株式投資歴15年の僕が利益を上げ続けるために役立ったこと、投資初心者にもおすすめの情報を以下のページでもまとめていますので、ぜひ一読して頂ければ幸いです。
<JTの月足>
月足で見ると、1996~2004年までは株価は700~1,550円のボックス圏で推移していたことがわかります。
2006年にボックス上限である1,550円をブレイクすると、2007年には3,500円まで株価は上昇しました。
しかし、その後リーマンショックもあり、株価は3年ほど下落低迷していました。
低迷していた株価は、アベノミクスの始まりとともに再上昇し、5,000円手前までの大きな相場となったことがわかります。
2016年からは株価はピークアウトし、直近まで下落トレンドとなり推移しています。
JTの全体的なトレンドを見てみると、日経平均のトレンドと似通っているため、JTの株価推移は景気に連動する部分が大きいと言えますね。
- 日足:株価は下落トレンドで推移だが、直近はコロナショックを経てやや反発中
- 月足:景気に敏感に反応しながら、上昇・下落推移
JT(2914)の業績分析
JTの業績について、業績推移、最新決算期の売上・利益の成長、財務状況を見ていきましょう。
①業績推移
JTの業績推移は次の通りです。
売上高 | 営業利益 | 純利益 | 1株利益 | 1株配当 | |
---|---|---|---|---|---|
16年12月 | 2,143,287 | 593,329 | 421,695 | 235.5 | 130 |
17年12月 | 2,139,653 | 561,101 | 392,409 | 219.1 | 140 |
18年12月 | 2,215,962 | 564,984 | 385,677 | 215.3 | 150 |
19年12月 | 2,175,626 | 502,355 | 348,190 | 196.0 | 154 |
20年12月 | 2,180,000 | 471,000 | 305,000 | 171.9 | 154 |
売上高は横ばい推移している一方で、営業利益は微減推移しており、やや厳しい印象です。
一方で、後述もしますが、配当金は緩やかに増配していることは投資家としては好印象です。
- 売上高はここ数年横ばい
- 利益は微減傾向であり、やや悪評価
②直近決算分析(20年12月 第1四半期)
JTの20年12月 第1四半期の決算では、売上高は前期比+2.8%の5,196億円、営業利益は前期比-29.4%の1,290億円という内容でした。
<JTの四半期決算推移>
売上高 | 営業利益 | 純利益 | 1株利益 | 利益率 | |
---|---|---|---|---|---|
19.01-03月 | 505,422 | 182,593 | 120,840 | 67.7 | 36.1% |
19.04-06月 | 553,127 | 128,733 | 105,611 | 59.3 | 23.3% |
19.07-09月 | 575,199 | 129,271 | 89,697 | 50.5 | 22.5% |
19.10-12月 | 541,878 | 61,758 | 32,042 | 18.0 | 11.4% |
20.01-03月 | 519,620 | 128,953 | 86,373 | 48.7 | 24.8% |
注釈として書かれているのが、為替の調整後の営業利益は前年同期比+14.0%としています。
つまり、輸出面では円高の影響により営業利益が減益になったというだけで、実商売としては伸びてますよ、といことを言っていますね。
自動車メーカーなども円高で厳しい状況は同じであり、「為替も実力の内」ということは言わざるをえません。
では、実際に各事業は伸びているのでしょうか?
①国内たばこ事業
色々と書かれていますが、簡単にまとめると次の通りです。
- 紙たばこ(RMC):販売数量の前年同期比▲4.2%(172億本)
- 加熱式たばこ等(RPP):前年同期比+3億本(9億本)
これ書き方の問題で、紙たばこは▲7億本くらいなんですよね。
したがって、国内たばこ全体としては前期比▲4億本ということになります。
やはり国内たばこ事業は数量は落ち込む一方なので、伸びている加熱式たばこのシェアを今後も取りに行くことが重要ですし、今後も確認していく必要があります。
②海外たばこ事業
海外たばこ事業も色々書かれていますが、簡単に書くと次の通りです。
- 総販売数量:前年同期比▲0.6%(1,041億本)
- GFB(グローバルブランド)販売数量:+4.8%(675億本)
- 為替が一定なら営業利益は増益
海外の販売数量も全体の数量としては落ちていますね。
ただし、為替が一定なら、プライシング効果、在庫益などで利益は伸びていたようなので、需要減を価格でカバーできています。
国内たばこ事業に比べて、海外たばこ事業の方が順調だと言えます。
医薬・加工食品は売上・利益ともに横ばいという印象ですね。
たばこ事業は健康志向の高まりもあり、売上の伸びは厳しいと思うので、医薬・加工食品事業は伸ばしてきたいですね。
- 20年1-3月期は、前年同期対比で売上+2.8%、営業利益▲29.4%
- 為替が円高に振れたことにより利益は減益
③財務内容(20年1-3月期)
JTの財務内容ですが、基本的には問題ない内容です。
1株純資産 | 自己資本比率 | 総資産 | 自己資本 | 剰余金 | 有利子負債倍率 | |
---|---|---|---|---|---|---|
20.1-3 | 1,365.69 | 46.6 | 5,201,980 | 2,662,696 | 2,422,705 | 0.44 |
自己資本比率は46.6%と高く、自己資本も2兆円以上あり全く問題ありませんね。
たばこ事業に関しては、国内メーカーとしては寡占状態なので、今後も大きく崩れることもないでしょうし、財務面の心配は不要かと思います。
JT(2914)の配当金、株主優待
JTの配当金、株主優待は以下の通りです。
JTの配当金、株主優待
- 配当金:1株当たり154円(2020年12月期)
- 株主優待:優待商品
それぞれについて詳しく見てみましょう!
①配当金
JTでは20年12月期には1株当たり154円の配当金が支払われる予定です。
なお、これまでは下記の通り配当金は推移しています。
直近5年を見てみると配当金は増配傾向にあり、株主還元の意識が強いことがわかります。
また、20年5月20日の株価629円から考えると、配当利回りは7.0%です。
JTは高配当の王様のような銘柄ですが、業績も堅調、事業としても寡占状態であり、簡単に揺るぐことはないので、高配当銘柄としては超おすすめですね。
②株主優待
JTでは100株以上保有している株主に対して、レトルト食品などのJT商品を下記の通り進呈しています。
条件として、12月31日を基準日として1年以上保有している必要があります。
保有株数 | 優待内容 |
100~199株 | 2,500円相当 |
200~999株 | 4,500円相当 |
1,000~1,999株 | 7,000円相当 |
2,000株以上 | 13,500円相当 |
JTは配当利回りが高い上に、優待で食品が貰えるのは非常にありがたいですね!
- 20年12月期は1株当たり154円の配当が支払われる予定
- 配当利回りは7.0%と魅力的
- 株主優待では保有株数に応じて、JTの加工食品が進呈される
JT(2914)の株価見通し
JTの株価の今後の予想ですが、2,170~2,500円のボックスで低迷と考えます。
JTの日足はコロナショックにより下落した後、レジスタンスラインと考えられていた2,170円を突破しています。
JTの配当金利回りは7.0%と足元株価でも非常に高いため、配当金目的での買いも入りやすいため、しばらくは2,170円サポートラインとして推移しそうです。
一方で、上値に関しては、大きな節目は2,500円となりそうです。
配当金利回りは魅力的である一方、業績は緩やかに微減しているため、ファンダメンタル面から強い買いは考えにくく、当面は2,170~2,500円のボックスで推移すると考えます。
月足では下落が続いている一方で、配当利回りの面からもそろそろ下げ止まりになりそうです。
ただ、正直月足レベルでは足元は方向感が見えにくく、あくまで日足で判断する必要があります。
四半期決算を確認しながら、日足の動きを見て、高配当利回りを狙って2,170~2,500円のボックスの下限当たりで買えれば、高配当ポートフォリオに寄与すると思いますよ。
- 短期的な見通し:2,170~2,500のボックス(配当利回りから底値は堅い)
- 中長期的な見通し:月足では方向感見えにくく日足に準ずる
JT(2914)の株価見通しのまとめ
本記事では「JT(2914)の株価見通し」について書きました。
今回の記事のJTの株価見通しのまとめは次の通りです。
- 20年1-3月期は販売は横ばいも、為替の影響により▲29.4%の営業減益
- 通期決算の傾向は緩やかに減収・減益傾向
- ただし、たばこ事業は寡占であり、JTの業績は今後も底堅いと思われる
- 配当利回りは7.0%と高く、優待でレトルト食品も貰えるので高配当銘柄としておすすめ
- 今後の株価は2,170~2,500円のボックス圏で推移しそう
ライトニング( @lightningshift9)でした。
今回紹介したファンダメンタル、テクニカル分析は、以下の記事で紹介しているおすすめ本を読むことにより身に付きました!
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