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子供から大人になり、社会に出るということは「大海原の中へと冒険に出る」ことに等しい。
この大波に揉まれながら成長することも大切ですが、大波に上手くなるポイントが分かっていれば人生は少し楽になるし、自分がどこへ向かって舵を取りたいかが見えてきます。
今回紹介する橘 玲氏の著書「人生は攻略できる」(お金と仕事と幸せの授業)は、大きな変化を迎えている時代に、自分は一体何がしたいのか?、なぜお金が大事なのか?、幸せとは何か?を教えてくれる本です。
これを読めば、お金、仕事、幸せという3つの観点で大事にすべきこと(=攻略法)が見えてきますし、何より「自分らしく生きる」ヒントが掴めると思いますよ。
橘 玲氏とはどんな人物なのか?
橘 玲氏は、元・宝島者の編集者だった人物です。その後、経済小説で作家デビューを果たします。
経済小説を書く一方で、「お金」に関わる指南書たる本をいくつも出版していきます。有名な著書としては、50万部を超えるベストセラーとなった「言ってはいけない 残酷すぎる真実」があります。
「人生は攻略できる」の要約
今回読んだ「人生は攻略できる」は、まず前提として「この社会・世界の仕組み」、「自分がどのようなキャラであるかを知る」ということが書かれています。
その後、①お金、②仕事、③愛情・友情という3つのポイントについて書かれており、この3つを自分なりに最適化することが「人生の攻略法」と提唱されています。
それでは、各ポイントについて簡単に要約し、「人生の攻略法」についても簡単に触れたいと思います。
①お金
「お金がないと不幸になる」と書かれており、その理由としては常に「お金にとらわれた状態になる」ためです。逆に十分なお金があれば、経済的独立ができ、国家にも会社にも家族にも依存しない生活ができると論じられています。
お金を増やす方法としては、投資における複利の力、共働きの重要性、モノの保有からシェアへの切り替えが挙げられています。お金の基本から今後の社会に適した増やし方といった内容になっています。
②仕事
仕事については、日本のサラリーマン社会に対する疑問が色濃く書かれています。欧米との比較がされており、日本ではスペシャリストが少ないという分析がされています。
逆に今後については、この本で書かれていた「自分のキャラ」に合った専門性の高い「好きな仕事」をし、会社に依存せずしない生活を提唱しています。
③愛情・友情
この章では、お金で買うことができない「愛情・友情の大切さ」が書かれています。また、途中からは「人生の攻略法」についての自論に切り替わり、①お金、②仕事、③愛情・友情のバランスにより、どのようなタイプに人は分けられるか論じられています。
最後には、今後の社会において、筆者なりのこの3つの最適バランスを提唱しています。
この3つが人生において、「幸福度」を決める要素であり、そのバランスによって、どのような「充実タイプ」なのか分類できると自論が展開されています。また、今後の社会において、筆者が適合すると考える新しいバランスを提唱しています。
「人生は攻略できる」を読んだ感想
「人生は攻略できる」は主に新社会人のような若者向けと考えられますが、30代半ばの僕が読んでも考えられることが多かったですね。そういった意味では、10代~30代向けの本だと思います。
40代以上の人には意味がないかというと、子供を持つ世代、部下がどのように変わっていくかという視点では読んで損はないと思います。
細かい内容に焦点を絞ると、個人的には冒頭に書かれていた「自分のキャラ」がどのように社会で作られるか、また現在は「自分のキャラ」はどのようなものであるかを再確認することができました。それと同時に、自分に嘘をつかず無理をしないことの大切さも確認できました。
幸福度の視点については、①お金、②仕事、③愛情・友情における充実度において、どれがが自分の求める基準に満たされていないか考えるいい機会となりました。
人間は皆幸せになりたい生き物。その方法をわかりやすくポイントを分けて書かれているこの本は良書と言えると思いますよ。
本を読んで、今後大切にすべきと考えること
「経済的な独立」というポイントが個人的には大切だと思いました。
そのためには、僕の場合は次の2つです。
- 投資で運用する
- ブログ運営で副業する
2つとも今自分が楽しいと思えることですし、それでお金が増えるならなおさらいいですよね。
ただし、会社員の仕事を辞めることは今後もありません。色々と会社でむかつこともありますが、好きなことを仕事にできている部類だと思いますし、今後の変化に備えて収入源を減らすのはリスキーと考えるからです。
あと、書かれていませんでしたが、自論としては「健康」も幸福度に直結しますので、大切にすべきと思います。特に機械が何でもやってくれる世の中では、人間が動く量が減っていきます。昔の人は洗濯、掃除を自分でやっていましたので、運動をそこまでせずとも足腰は丈夫だったと思います。
今の時代は健康維持のために、好きなことを見つけて運動することが大事です!
まとめ
今回は橘 令氏の「人生は攻略できる」について書きました。
読書は自分の知らない世界を教えてくれます。特にこういった本は、幸せとは何か、自分がどう生きるべきかを考えるいい機会になります。
様々な情報が溢れかえっている世の中、自分が何を大切にするか、その際に大切にするポイントは何か、常に考えながら生きていきたいですね。
今回の紹介した本がそんな一助になれば幸いです。