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記事の中では、株の板情報の見方について書いています。
「株の板ってどういうふうに見るの?」、「注文するときのポイントは?」というあなたの声に答えられる記事なのでぜひ参考にしてください!
こんにちは、投資運用歴15年のライトニング( @lightningshift9)です。
資産運用の中でも歴史が長く馴染みやすいのが「株式投資」。
株取引では、上場企業の株式をいくらで買い?いくらで売るか?という売買を行いますが、買値と売値を指定できるのが「板」です。
本記事では、株の板情報の見方について徹底解説します。
板情報の見方をしっかり理解していないと、思わぬ高値掴みをしてしまう可能性もあるので、初心者の人は必ず記事を参考にしてください!
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株の板情報の見方
株の板情報の見方について、基本的な見方、寄り前の見方に分けて解説していきます。
①板情報の基本的な見方
株の板は、株を買いたい人の価格動向、株を売りたい人の価格動向が一目でわかるツールです。
板を見れば、どの価格帯にどれくらいの注文が並んでいるかがわかるので、投資家たちが意識している価格帯を知ることができます。
基本的な見方としては、現在の株価を挟んで(画像例では3,015円)、左側には売りたい人の注文である「売り板」、右側には買いたい人の注文である「買い板」が並んでいます。
売り板、買い板ともに値段ごとに注文数が並んでおり、どの価格帯での注文が多いのかわかりますし、意識をされている株価というのも見て取ることができます。
画像の例で行くと、3,050円には34,200株の注文が並んでおり、この株価が節目として意識されていることがわかります。
また、板の一番上には「OVER」という表示があると思いますが、これは表示しきれない値段以上にある注文数を示しています。
②寄り前の板情報の見方
寄り前の板情報も、基本的には取引時間と同じですが、寄り価格は前日の株価と同じ値段で取引開始されるわけではありません。
投資家たちは、日本の夜間に動くNYダウの取引結果、決算発表の材料などを受けて注文を出してくるため、前日の終値から上下して始まります。
そのため、寄り前の板では気配情報という形で、「買い気配」、「売り気配」が並び、その日の取引開始時の「始値」となるであろう価格が示されています。
また、寄り前の板では「成行」の注文数も一番上で確認することができ、とにかくほしい!と思っている投資家の数を確認することもできます。
板での寄り気配は8時から見ることができますが、取引開始時間の9時までかなり変動します。
特に寄り気配が形成される8時過ぎごろの気配は、まだ注文を入れていない投資家も多く、正直当てになりません。
寄り気配を参考にすることは重要ですが、あまり気配で一喜一憂しないことが大切です。
株の板情報の特殊な表示
株の板情報の基本的な見方は説明した通りですが、以下の通り特殊な表示が発生する場合があります。
特別気配:買い(売り)が殺到している状態
連続約定気配:複数の買い(売り)上がり注文がある状態
簡単に言うと、どちらも買いまたは売りの注文が多くあり、株価が大きく動く前の段階を示している状態です。
特別気配がよく見られるのは、ストップ高まで買われたときに、それでもなお買いたい銘柄が殺到している時です。
また、それ以外にも寄り前に買いたい投資家が殺到している時に、特別買い気配の表示がされていることがあります。
株の板情報を見る時のポイント
一目で投資家の注文状況がわかる便利な板情報ですが、株の板情報を実際の取引に活かすために見るべきポイントを紹介します。
株の板情報を見る時のポイント
- 注文数が多い値段でチャートの節目を確認
- 板の厚みを確認
それぞれについて詳しく見ていきますが、確認した内容を活かすためにも、注文する際には「指値」注文で高値掴みをしないようにしましょう。
①注文数が多い値段でチャートの節目を確認
チャートの節目に該当する値段では、板の注文数が膨らんでいる可能性があります。
基本はチャートで節目を確認していきますが、実際にその節目を多くの投資家が意識しているかどうかを板でも確認することにより、その値段をブレイクした時に株価が大きく動くのではないかということを予測ができます。
具体的には、株価の下値、上値を支持するような、「サポートライン」、「レジスタンスライン」では注文数が多くなっている傾向があります。
サポートライン、レジスタンスラインともに、ブレイクすれば大きく株価が動くポイントなので、チャートと板の両方で確認すれば、大きく利益を上げられる可能性があるので重要なポイントとなります。
サポートライン、レジスタンスラインの詳細については、以下の記事でも書いていますので参考にしてください。
②板の厚みを確認
板の注文数は個別の銘柄ごとに異なっています。
そのため、あまり人気のない株などの出来高が少ない株では、板の厚みが薄く、売り注文、買い注文の値段が飛んでいることがあります。
板が薄い銘柄で成行注文を出してしまうと、思わぬ高値掴みになる可能性もあり、売買注文を出す前には必ず板の厚みは確認することが大事なポイントとなります。
株の板情報の見方のまとめ
本記事では「株の板情報の見方」について書きました。
株の板情報では、どの価格帯にどれくらいの注文が並んでいるかが一目でわかる便利なツールです。
初心者は基本的な板の見方をまずは覚えるとともに、今回消化したポイントとなる、チャートの節目、板の厚みを意識しながら取引をしてみてください!
ライトニング( @lightningshift9)でした。