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記事の中では、株の損切りの目安、タイミングについて書いています。
「損切りってなんで必要なの?」、「損切りをいつすればいいのかわからない…」というあなたの声に答えられる記事なのでぜひ参考にしてください!
こんにちは、投資運用歴15年のライトニング( @lightningshift9)です。
投資先の成長とともに株価の値上がり益の恩恵を受けられる「株式投資」。
株と聞くと儲かることばかり考えがちですが、株を始める時に本当に学ぶべきはいかに損をしすぎないかということです。
本記事では、株の損切りの目安、タイミングについて紹介します。
記事の中では損切りの重要性から、実際にどのように損切りをすればいいのかについて徹底解説しています。
株の損切りの重要性
株取引を始めた初心者が考えがちなのが、「いくら儲かるかな?」、「大金持ちになりたい!」という利益のことです。
ただ、株取引はプロでも思ったようなシナリオで株価が上昇しないことはあり、損失を確定すべき場面が多々あります。
そのため、株取引で真っ先に考えるべきは利益ではなく、「損切り」で損失の拡大を防ぎ、資産を守るということなんです。
株の損切りをすべき理由は、大きく次の2つです。
株の損切りをすべき理由
- 大幅に資産が減ると回復が難しい
- 機会損失になる
それぞれ詳しく見てみましょう!
①大幅に資産が減ると回復が難しい
損切りをすることなく含み損が膨らみ、大幅に資産が減ると、元の資産まで戻すことは簡単ではありません。
例えば、100万円の資産があり、以下の損失で損切りをしたとしてみましょう。
- 3万円の損失で損切り(損失3%)
- 10万円の損失で損切り(損失10%)
それぞれ、上記の通りの損失額、損失率になることはわかると思います。
では、ここから元の資産の100万円に戻すための利益を考えてみましょう。
- 3万円の利益が必要(97万円→100万円、利益3%)
- 10万円の利益が必要(90万円→100万円、利益11%)
3万円の損失を取り戻すためには、損失率3%だったように、利益もほぼ3%取り返せば資産は100万円に戻ります。
一方で、10万円の損失を取り戻すためには、損失率10%だったのに、利益は11%出さないと元の資産には戻らないんです!
つまり、損失額が大きくなればなるほど、資産を回復するのがどんどん難しくなるわけです。
②機会損失になる
株の損切りをすべき2つ目の理由は、含み損の銘柄を保有していると機会損失になるからです。
含み損の銘柄を保有したままだと、いざ有望でほしい銘柄が出てきても、現金余力がなく購入することできません。
つまり、含み損の銘柄を損切りし、有望銘柄に乗り換えれば得られた利益をみすみす逃すことになるわけです。
これに加えて、①で書いたように含み損が膨らんでいけば、「機会損失」、「損失の拡大」というマイナス要因が非常に大きいことがわかると思います。
株の損切りの目安、タイミング
株の損切りの目安、タイミングを紹介していきますが、重要なのは株を買う時にはあらかじめ「損切りライン」を必ず決めておくことです。
株を買う時には、入り口から出口まで想定することをルールとして徹底しましょう!
どうしても損切りできない人は「逆指値」を最初から設定するなど工夫をしてください。
損切の目安、タイミングをはかる方法には次の3つがあります。
株の損切り方法
- チャートの節目で損切り
- 資産に与える損失率で損切り(3%程度)
- 買い値からの値下がり率で損切り(8%程度)
僕のおすすめは①のチャートの節目で損切りですが、自身の資産額と相談して決めることが重要かと思います。
では、それぞれの方法について詳しく説明します。
①チャートの節目で損切り
損切りの目安、タイミングをはかるための1番のおすすめの方法は、チャートの節目で損切りを行うことです。
株取引を買う時には、チャートを見て、どこで買うか、どこで売るかを決めることが基本です。
そのため、損切についてもチャート上で決めることが自然となります。
実際の例を見ながら説明しますが、損切りはチャートの節目で行うことになります。
例えば、「移動平均線」を指標として株の売買を行うという前提で買ったのならば、25日伊藤平均線を割った時点で損切りを行います。
損切りをしなくとも株価が戻すというケースは多々あります。
それが想定してたのであれば問題ありませんが、結果論であれば損失が拡大する可能性が高く非常に危険です。
例で言えば、再度移動平均線を超えたタイミングで買い直せばいいだけなので、必ず自分で決めた損切りラインは守るようにしましょう。
株のチャートには、株価の節目を示す「サポートライン」と「レジスタンスライン」が存在します。
サポートラインは株価がそれ以上下落しない水準を示し、「下値支持線」とも呼ばれ、多くの投資家に意識されています。
逆に言えば、このサポートラインを割ると、投資家の心理が悪化し、株価は急激に下落することがしばしば見られます。
サポートラインは株取引を行う上では必ず理解しておくべきポイントなので、ぜひ以下の記事を参考に確認しておいてください。
②資産に与える損失率で損切り(3%程度)
2つ目の損切りの目安、タイミングをはかる方法は、資産に与える損失率で損切りすることです。
例えば、自分の資産が100万円であれば、損失率3%の3万円まで含み損が膨らんだら損切りを行います。
損失率は3%程度が資産に与える影響が軽微であり、元の資産に戻すのが難しくないと僕は考えています。
これは損切の重要性で示したように、資産に対する損失が軽微であれば、元の資産まで戻しやすい一方で、損失が大きくなると、元の資産に戻すのが難しくなるということに起因しています。
③買値からの値下がり率で損切り(8%程度)
損切りのタイミング、目安をはかる3つ目の方法は、買い値からの値下がり率で損切りを行う方法です。
どの程度の損失で損切りを行うかの判断が非常に難しい方法ですが、マザーズなどの新興市場で投資を行っている場合は8%程度まで損失が膨らんだら損切りをすることをおすすめします。
例)1,000円で購入した銘柄が920円になり、含み損が8%に達したら損切り
損切りルールとしてはわかりやすいですが、根拠があまりなく、投資家としてチャートを見る力、資産管理の力もあまりつかないのがネックです。
基本はチャート上の節目で損切りを行い、資産管理という面では資産全体に与える影響を冠がるのがおすすめですね。
そもそも損切りが発生しないようにするためには?
損切りの発生をゼロにすることは不可能ですが、損切り回数を減らすことは可能です。
それは、チャート上のどこで買うかをしっかり決め、自分の手法として再現性を高めていくことです。
再現性の高い手法を作るためには、株の本で勉強することはもちろん、売買記録をつけて毎日振り返りをすることが大切ですよ。
株の損切りの目安、タイミングのまとめ
本記事では「株の損切りの目安、タイミング」について書きました。
株の損切りの目安、タイミングは、チャート上の節目で行うことが基本です。
損切りを行うことにより、自身の資産を守ることができるので、株を買う時には必ず事前に損切りラインを決め、逆指値なども活用しながら徹底してください。
また、損切りが少ない投資家になるためにも、株の勉強、売買記録での振り返りは怠らずにやっていきましょう!
ライトニング( @lightningshift9)でした。