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記事の中では、ビックカメラの株価推移と見通し、業績分析、配当金、株主優待について書いています。
「ビックカメラの株価は今後どうなるの?」、「業績はいいの?配当金・優待もある?」というあなたの声に答えられる記事なのでぜひ参考にしてください!
こんにちは、投資運用歴15年のライトニング( @lightningshift9)です。
首都圏を中心に全国に家電量販店を展開する「ビックカメラ」。
品揃え、お得なポイント制度があり消費者の注目を集めるビックカメラですが、投資家として気になるのは株価推移ですね。
本記事では、ビックカメラの株価見通しについて紹介します。
業績分析、配当金、株主優待にも触れながら、チャートを徹底分析していきますので、ぜひ参考にしてください!
また、株式投資歴15年の僕が利益を上げ続けるために役立ったこと、投資初心者にもおすすめの情報を以下のページでもまとめていますので、ぜひ一読して頂ければ幸いです。
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Contents
ビックカメラ(3048)について
まずはビックカメラの会社概要から見てみましょう。
会社名 | 株式会社ビックカメラ |
---|---|
事業内容 | カメラ、ビジュアル製品、オーディオ製品、パソコン、OA機器、携帯電話、家電製品、時計、ゲーム、メガネ・コンタクト、医薬品、玩具、スポーツ用品、寝具、酒類等の販売 |
本社 | 東京都豊島区高田3-23-23 |
設立 | 1980年(昭和55年)11月 |
資本金 | 259億29百万円 |
代表 | 宮嶋 宏幸 |
ビックカメラは首都圏を中心に家電量販店を展開する企業です。
実店舗での展開に加え、ネット販売も行っているため、全国の人々に馴染みが深い家電量販店と言うことができます。
また、ビックカメラの子会社には下記の家電量販店もあるため、グループ全体で考えるとさらに認知度は高いと思います。
- 株式会社コジマ
- 株式会社ソフマップ
今後もグループとしてさらに新規出店もしていくでしょうから、ビックカメラグループがさらに身近になる日が来るかもしれませんね。
ビックカメラ(3048)の株価推移とチャート
ビックカメラの株価をチャートを見ながら解説していきます。
<ビックカメラの日足>
19年年5月~20年7月の日足では、コロナショック前までは1,000円を下値としながら、1,400円付近まで株価は上昇していました。
ただ、コロナショックが起こると株価は一転し、730円まで急落してしまいました。
その後、市場の反発とともにビックカメラの株価も反転し、直近株価は1,113円まで戻していますが、1,200円がレジスタンスラインとなり、コロナショック前の水準を取り戻せていない状況です。
<ビックカメラの月足>
月足で見ると2009年から株価は徐々に底値を切り上げていき、2014年には株価が700円をブレイクすると、アップテンポを増し、2015年には1,650円まで上昇しました。
その後は長期移動平均線まで押し目を作った後、再度1,650円を超えていきましたが、今回のコロナショックで大幅下落しています。
ただし、700円付近は月足のサポートラインとなっているようで、日足でも見たように700円付近まで下落後は反発推移しています。
- 日足:株価はコロナショックにより急落、その後は市場の落ち着きとともに反発推移
- 月足:09~13年までは底値を切り上げながら推移し、14年から株価はアップテンポを増し上昇していたが、コロナショックにより下落
ビックカメラ(3048)の業績分析
ビックカメラの業績について、業績推移、最新決算期の売上・利益の成長、財務状況を見ていきましょう。
①業績推移
ビックカメラの業績推移は次の通りです。
売上高 | 営業利益 | 純利益 | 1株利益 | 1株配当 | |
---|---|---|---|---|---|
16年8月 | 779,081 | 22,006 | 11,985 | 65.9 | 12 |
17年8月 | 790,639 | 21,854 | 13,505 | 74.3 | 12 |
18年8月 | 844,021 | 27,055 | 17,122 | 93.7 | 20 |
19年8月 | 894,021 | 22,934 | 14,047 | 79.1 | 20 |
20年8月 | 841,000 | 3,500 | 1,800 | 10.2 | – |
売上高は19年8月まで右肩上がりに推移しており、順調な業績と言うことができます。
一方で営業利益はやや停滞気味で伸び悩んでいる状況です。
20年8月期については、売上高はやや減収ですが、営業利益は大幅減益の見通しであり、非常に厳しい決算となりそうです。
- 売上高は19年8月期までは順調に推移(平均約+5%成長)
- 営業利益はやや停滞気味
- 20年8月は売上は微減だが、営業利益は大幅減益見通し
②直近決算分析(2020年8月期第二四半期)
ビックカメラの20年8月第二四半期の決算(中間決算)は次の通り非常に厳しい内容でした。
- 売上高:436,588百万円(前期比▲1.2%)
- 営業利益:7,665百万円(前期比▲39.4)
四半期決算の推移を見ても、なかなか厳しい推移であることがわかります。
<ビックカメラの四半期決算推移>
売上高 | 営業利益 | 純利益 | 1株利益 | 利益率 | |
---|---|---|---|---|---|
18.12-2月 | 244,798 | 9,798 | 6,361 | 35.7 | 4.0% |
19.3-5月 | 228,046 | 5,345 | 3,543 | 19.9 | 2.3% |
19.6-8月 | 224,078 | 4,939 | 2,193 | 12.4 | 2.2% |
19.9-11月 | 216,049 | 4,249 | 2,849 | 16.2 | 2.0% |
19.12-2月 | 220,179 | 3,416 | 2,005 | 11.4 | 1.6% |
前年同時期の18年12-2月はPayPayの還元などで良すぎたのはありますが、それでも直前の19年9-11月と比べて営業利益は減益で推移していっています。
今回の決算のポイントである、上半期決算、第二四半期決算が悪化した理由としては、「新型コロナウイルスによる影響」です。
今回の第二四半期(12-2月)ではすでに実績ベースでインバウンド、実店舗での販売が、前年対比で大きく落ち込んでいます。
さらに、今回の決算時に発表した提出予想では、第三四半期、第四半期も厳しい展開が予想されています。
新型コロナウイルスによる外出自粛は和らいでは来ていますが、コロナ前の世界に比べると確実に外出は減っているため、今後もビックカメラの収益はやや厳しそうですね。
今後はコロナの状況を見ながら、四半期決算を確認していき、本格的な業績回復を長い目で見守る展開となるでしょう。
- 20年8月上期は減収減益
- 新型コロナの影響により、実店舗、インバウンド販売が激減
- 今後も厳しい業績が予想され、新型コロナの状況を見守りながら四半期決算を注視
③競合他社との比較
ビックカメラと同じく家電量販店であるエディオンと比較してみましょう。
<競合他社との比較>
(単位:100万円) | ビックカメラ (20年12-2月) |
エディオン (20年1-3月) |
売上高 | 220,179 | 165,469 |
営業利益 | 3,416 | 2,201 |
経常利益 | 4,282 | 1,976 |
純利益 | 2,005 | 1,046 |
1株純利益 | 11.4 | 9.7 |
決算期がずれているので、正確な比較は難しいですが、規模感で言うとビックカメラの方が大きいことがわかりますね。
収益性もビックカメラの方が高いので、競合比較という意味では悪くないと思います。
ちなみに、四半期で言うとビックカメラもエディオンもどちらも直近四半期決算は新型コロナの影響で悪化しています。
④財務内容(19年8月通期)
ビックカメラの財務内容ですが、基本的には問題ない内容とは思います。
1株純資産 | 自己資本比率 | 総資産 | 自己資本 | 剰余金 | 有利子負債倍率 | |
---|---|---|---|---|---|---|
2019.08 | 761.10 | 33.4 | 400,451 | 133,902 | 96,699 | 0.66 |
自己資本比率は33.4%とそこそこであり、有利子負債も0.66倍と問題ない範疇です。
基本的には問題なく、特段気にする必要性はないと思います。
ビックカメラ(3048)の配当金、株主優待
ビックカメラの配当金、株主優待は以下の通りです。
ビックカメラの配当金、株主優待
- 配当金:10円(期末未定、2020年8月期)
- 株主優待:お買い物優待券
それぞれについて詳しく見てみましょう!
①配当金
ビックカメラでは20年8月期には1株当たり10円の配当金が支払われる予定です。
これは期末配当金が未定となているため、暫定的な配当金の支払い予定になっています。
期末の配当金が維持された場合は、前期同様の配当金が維持されることにはなります。
ただし、今期は新型コロナにより業績が厳しくなっているため、最終的な配当金の動向はしっかりと確認しましょう。
仮に年間配当金が20円で維持された場合は、20年7月3日の株価1,079円から考えると、配当利回りは1.8%となります。
配当金としてはやや物足りない利回りなので、配当金はあくまでおまけとして考え、チャートの値上がり益を狙うことおすすすめします。
②株主優待
ビックカメラでは保有株数と保有期間に応じて、次の通りお買い物優待券が進呈されます。
<保有株数に応じたお買い物優待券>
保有株数 | 2月末 | 8月末 |
100~499株 | 2,000円 | 1,000円 |
500~999株 | 3,000円 | 2,000円 |
1,000~9,999株 | 5,000円 | 5,000円 |
10,000株以上 | 25,000円 | 25,000円 |
<保有期間に応じたお買い物優待券>
保有期間 | 8月末 |
1年以上2年未満 | 1,000円 |
2年以上 | 2,000円 |
保有株数ごとのお買い物優待券に、保有期間による優待券が上乗せされる形ですね!
なお、優待利回りは2.8%であり、なかなかいい利回りです。
- 配当利回りは1.8%で物足りない
- 株主優待としてお買い物優待券が保有株数・年数に応じて進呈
- 優待利回りは2.8%あり、配当と合わせれば魅力的な数字
ビックカメラ(3048)の株価見通し
ビックカメラの株価の今後の予想ですが、1,000~1,200円のボックス圏で推移と考えます。
ビックカメラの株価はコロナショックで下落後、市場の落ち着きとともに反発推移しています。
ただし、1,200円がレジスタンスラインとなり、下落前の株価までは戻せていません。
ファンダメンタル面では、新型コロナにより来店者、インバウンド向け販売が落ち込んでおり、四半期決算も厳しく、買いは入りにくい状況です。
そうなると、1,200円を超えるにはやや時間がかかり、しばらくは1000~1,200円のボックス圏での推移となると予想します。
月足を見てみると、今回のコロナショックでは、サポートラインとなる700円までは下落しましたが、しっかり反発を見せて推移しています。
ただし、中期、長期移動平均線を株価は割っている状態で方向性にはやや欠けます。
中長期的な株価見通しは難しいですが、四半期決算が良化すれば再度上昇しそうですが、さらに悪化が見られれば700円へと向かう可能性には留意したいところです。
- 短期的見通し:1,000円~1,200円のボックス圏で推移と予想
- 中期的見通し:四半期決算良化すれば上昇しそうだが、悪化すれば反落する可能性には留意
ビックカメラ(3048)の株価見通しのまとめ
本記事では「ビックカメラ(3048)の株価見通し」について書きました。
今回の記事のビックカメラの株価見通しのまとめは次の通りです。
- 新型コロナにより来店、インバウンド販売激減で減収減益
- 配当金利回りは1.8%だが、優待利回り2.8%と合わせれば魅力的
- 株価は短期的には1,000~1,200円のボックス圏で推移しそう
- 四半期決算良化すれば上昇していけそうだが、悪化すれば反落の可能性あり
ライトニング( @lightningshift9)でした。
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