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記事の中では、NTTドコモの株価推移と見通し、配当金、業績、株主優待について書いています。
「NTTドコモの株価はこれからどうなりそう?」、「業績はいいの?配当金・優待もある?」というあなたの声に答えられる記事なのでぜひ参考にしてください!
こんにちは、投資運用歴15年のライトニング( @lightningshift9)です。
ソフトバンク、auと並び3大携帯キャリアの1つである「NTTドコモ」。
通信大手として昔から馴染みがあり、僕たちの生活を支えている通信インフラ業であり、株式投資を始めてすぐに買ってみようと思うこともあると思います。
本記事では、NTTドコモの株価推移と見通しから始まり、企業分析、株主優待・配当金まで徹底解説します。
また、株式投資歴15年の僕が利益を上げ続けるために役立ったこと、投資初心者にもおすすめの情報を以下のページでもまとめていますので、ぜひ一読して頂ければ幸いです。
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Contents
NTTドコモ(9437)について
NTTドコモは携帯電話の無線通信サービスを展開する会社です。
ソフトバンク、auと同じく三大キャリアの1つとして世間には知られています。
NTTドコモの会社概要は次の通りです。
会社名 | 株式会社NTTドコモ |
---|---|
営業種目 | 通信事業、スマートライフ事業、その他事業 |
本社 | 東京都千代田区永田町2丁目11番1号 山王パークタワー |
営業開始日 | 1992年7月1日 |
資本金 | 9,496億7,950万円(2017年3月31日現在) |
NTTドコモは会社の認知度が非常に高い企業の1つであり、実際にこの記事を読んでいるあなたももしかしたらNTTドコモのスマホを使用しているかもしれませんね。
また、NTTドコモの前身は電話回線・インターネットを取り扱うNTT(日本電信電話)であり、通信事業に関しては長い歴史がある企業です。
NTTドコモ(9437)の株価推移とチャート
NTTドコモの株価推移をチャートを見ながら解説していきます。
<NTTドコモの日足>
2019年2月~2020年4月までの日足ですが、2020年年始~4月はコロナショックがあったにも関わらず、一時的なへこみはあるものの右肩上がりで株価は上昇しています。
2000年に10,000円手前の9,140円まで上昇しましたが、それ以降は右肩下がりで下落し、2012年には1,119円まで下落しました。
9,140円の高値から考えると、1/8~1/9になっており、かなりきつい下落であったと言えますね。
2012年の1,119円の安値をつけてからは緩やかに上昇しており、足元の2020年までは月足ベースで上昇トレンドに乗っている状況です。
NTTドコモ(9437)の業績分析
NTTドコモの業績について、業績推移、最新決算期の売上・利益の成長、財務分析について見ていきましょう。
①業績推移
NTTドコモの業績推移は次の通りです。
売上高 | 営業利益 | 純利益 | 1株利益 | 1株配当 | |
---|---|---|---|---|---|
17年3月 | 4,584,552 | 944,738 | 652,538 | 175.1 | 80 |
18年3月 | 4,762,269 | 986,960 | 790,830 | 214.3 | 100 |
19年3月 | 4,840,849 | 1,013,645 | 663,629 | 187.8 | 110 |
20年3月 | 4,651,290 | 854,650 | 591,524 | 179.9 | 120 |
21年3月 | – | – | – | – | 120 |
売上については堅調に増収となっていましたが、20年3月期では減収となっています。
一方で利益についても20年3月期には減益となっており、やや陰りが見られます。
なお、21年3月期は新型コロナの影響もあり、見通しは非開示となっています。
- 増収、増益で推移していたが、20年3月期は減収、減益となった
- 21年3月期の決算は新型コロナの影響もあり見通しは非開示
②直近決算分析(20年3月通期)
NTTドコモの20年3月通期の決算は、先ほども記載した通り減収減益の決算となりました。
売上高:46,513億円(前期比▲3.9%)
営業利益:8,547億円(前期比▲15.7%)
これは四半期決算の推移を見ても厳しかったことがわかります。
<NTTドコモ四半期決算推移>
売上高 | 営業利益 | 純利益 | 1株利益 | 利益率 | |
---|---|---|---|---|---|
19.1-3月 | 1,186733 | 111,622 | 56,078 | 15.9 | 9.4% |
19.4-6月 | 1,159,285 | 278,717 | 192,307 | 57.8 | 24.0% |
19.7-9月 | 1,170,718 | 261,542 | 180,045 | 54.3 | 22.3% |
19.10-12月 | 1,186,034 | 247,592 | 169,961 | 51.5 | 20.9% |
20.1-3月 | 1,135,523 | 66,799 | 49,211 | 15.0 | 5.9% |
最新四半期の1-3月期を見ても、売上高、営業利益が悪化していることが見て取れますね。
今回の20年3月通期の決算が厳しかった分野に関しては、以下のセグメント別実績を見ればよくわかります。
明らかに通信事業が前年対比で悪化していることがわかります。
これは新型コロナの影響により店舗来店者が減ったことに加え、海外渡航が減り、国際ローミングが減ったことが主要因となっています。
NTTドコモの事業領域
- 通信事業:モバイル通信(端末販売含む)、光通信
- スマートライフ事業:コンテンツ配信(dTV、dマガジンなど)、金融・決済サービス(dカードなど)
- その他事業:法人ソリューション、あんしん系サポート
今回の新型コロナによる影響は一時的なものと思われますが、引き続き四半期決算での確認が必要です。
- 20年3月通期の減収、減益の原因は通信事業の悪化
- 内容としては、新型コロナによる来店客減、海外渡航が減ったこちによる海外ローミング減
③競合他社との比較
NTTドコモの競合他社と比較して業績はどうなのでしょうか。
同様に携帯電話を扱う3大キャリアで比較してみましょう。
<大手3キャリアの売上・利益比較>
(単位:億円) | NTTドコモ (2019年3月) |
ソフトバンク (2019年3月) |
KDDI(au) (2019年3月) |
売上高(営業収益) | 48,408 | 37,463 | 50,803 |
営業利益 | 1,0136 | 7,194 | 10,137 |
経常利益 | 10,002 | 6,315 | 10,102 |
純利益 | 6,636 | 4,307 | 6,176 |
同業比較で行くと、NTTドコモとKDDIがほぼ同等になっており、ソフトバンクが追従する形となっています。
楽天モバイルの参入でどうなるかはありますが、5G通信の導入があってもほぼこの構図は変わらないと個人的に考えています。
④財務内容(貸借対照表)
NTTドコモは通信インフラという我々の生活になくてはならない会社であり、今のように格安SIMなどもない時代は寡占事業でした。
そのため、財務内容も抜群であり、全く何の心配もなく、資産も潤沢に保有しています。
決算期 | 自己資本比率 | 総資産 | 剰余金 | 有利子負債倍率 |
2017年3月 | 56.7% | 6,263,826 | 3,354,140 | 0.27 |
2018年3月 | 57.4% | 6,574,555 | 3,672,344 | 0.27 |
2019年3月 | 57.1% | 7,330,416 | 4,144,133 | 0.28 |
自己資本比率は驚きの50%超えになっており、剰余金で考えても4兆円以上保有しています。
したがって、NTTドコモで注目していくべきは、今後の売上・利益がどのように増えていくかという成長戦略と言えますね。
⑤今後の成長分析
通信大手のNTTドコモの今後の成長についてポイント別に見てましょう。
NTTドコモの成長戦略としては、画像にもあるように次の2つです。
NTTドコモの成長戦略
- 顧客基盤強化:通信事業の強化、dポイントの魅力強化
- 会員を軸とした事業運営:会員との強い顧客接点構築
- 5G:映像を中心とした新たな体験・体感の実現
この中でも注目すべきは間違いなく「5G」です。
次世代通信である5Gは、単に通信の品質が上がるだけでなく、音楽・ゲーム・スポーツなどの体験・体感を新たなステージに引き上げることが期待されます。
これによりドコモとしても、通信シェアだけでなく、関連ビジネスを展開できる可能性もあります。
横展開が増えればドコモとしても業績がさらに伸びる可能性もあり、今後の5G事業の進捗に要注目です。
NTTドコモ(9437)の配当金、株主優待
NTTドコモの配当金、株主優待は以下の通りの内容となっています。
NTTドコモの配当金、株主優待
- 配当金:1株当たり120円(2021年3月期)
- 株主優待:dポイントを進呈
それぞれについて詳しく見てみましょう!
①配当金
NTTドコモでは、21年3月期には年間合計で1株当たり120円の配当金が支払われる予定です。
2020年4月15日の株価3,261円から考えると、配当利回りは3.6%であり、なかなかいい利回りだと思います。
過去からの配当金の推移も増額されてきていますので、大きな変化がなければ1株当たりの配当金は維持されていくと思うので、投資家としては面白いと考えれます。
②株主優待
NTTドコモでは株主優待は実施されていません。
NTTドコモ(9437)の今後の株価見通し
NTTドコモの株価の今後の見通しですが、結論から言うと非常に面白い位置であると言えます。
NTTドコモの月足を見てみると、2000年の高値から下落した後、長い底値期間からちょうど反転し始めたところであり、まさに今カップウィズハンドルを形成し、ブレイクが始まっています!
ここから株価がさらに上がっていき、2000年につけた9,140円ももしかしたら長期であれば狙える可能性もありますよね!
さらに、株価の値上がり益だけでなく、配当利回りも3.6%、さらに株主優待としてdポイントが進呈されることを考えるとNTTドコモへの投資妙味はあると言えます。
以下の記事では、株価の見通しを立てるために役立った本を紹介しています。
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関連記事 株本おすすめランキング!実際に買って初心者にもおすすめの本を紹介!
NTTドコモ(9437)の株価見通しのまとめ
本記事では「NTTドコモ(9437)の株価見通し」について書きました。
NTTドコモは3大キャリアとして通信事業を営む会社であり、財務内容が抜群、売上・利益も堅調である優良企業です。
株価も底値期間からの反騰が始まっており、値上がり益を中長期で狙うのも面白い位置にきています。
さらに、配当利回り3.6%も考えると、投資妙味がある銘柄だと言えますね!
ライトニング( @lightningshift9)でした。
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