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記事の中では、つみたてリバランスの必要性、リバランス方法について紹介します。
「そもそもリバランスって何?」、「つみたてNISAではリバランスは必要?」というあなたの疑問に答えられる記事ですので、ぜひ参考にしてください!
こんにちは、投資運用歴15年のライトニング( @lightningshift9)です。
20年間にわたり運用益が非課税になる「つみたてNISA」。
長期の資産運用だからこそ気になるのがポートフォリオのメンテナンスである「リバランス」が必要かどうかということです。
本記事では、そもそもリバランスとは何か?に始まり、つみたてNISAでのリバランス必要性について徹底解説します!
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リバランスとは
そもそもリバランスとは何か?ということですが、リバランスとは複数の資産に分散するポートフォリオ運用において、資産の配分を整えることを言います。
運用当初は当分の比率で運用を考えていたポートフォリオが、相場の変動によって比率が崩れていき、資産の配分はどうしても偏りが出ていきます。
リバランスにより、この比率を当初想定していた資産配分に戻すことができます。
リバランスの必要性と効果
- リスクの低減
- パフォーマンスの改善
それぞれについて詳細を見てみましょう!
①リスクの低減
1つ目のリバランスの必要性と効果は「リスクの低減」です。
例えば、相場が堅調で上昇していく局面では、変動の大きい株式の資産比率が上がり、逆に変動の小さい債権の資産比率が下がる傾向にあります。
ただ、逆に資産に占める比率が大きくなった中、急落という相場変動が起きると、資産が急減するリスクが大きくなります。
つまり、資産比率に偏りが出ると、相場が急騰した際には資産が急増する可能性がある一方、資産比率が高いままですと、相場が急落した際には資産が減るリスクも大きくなります。
また、言い換えると、いつのまにかポートフォリオの変動リスクが想定より大きくなっているというわけです、
例)相場が急落し10%値下がりした場合
100万円の配分:10%値下がりすると90万円になる
200万円の配分:10%値下がりすると180万円になる
同じ10%の値下がりでも、ポートフォリオが偏ってくると変動金額リスクが大きくなっていることがわかりますね。
このリスクを低減するためにリバランスが必要になってきます。
リバランスを行い、資産配分を整え、変動が異なる資産への配分との比率を調整することにより、この資産変動リスクを抑えられるようになる効果があります。
②パフォーマンスの改善の可能性
2つ目の、リバランスを行う必要性と効果は「パフォーマンスの改善」の可能性です。
ポートフォリオを複数の商品・銘柄で構成していると、商品によって動きが異なります。
相場の動きによって、早く値上がりをするものもあれば、ゆっくりと値上がりするのもあります。
リバランスを行い、値上がりし比率が上がった資産の比率を売却により適正な比率に戻し、値上がりが遅い資産の比率を購入することにより適正な比率へ戻すことがパフォーマンスの改善につながる可能性があります。
値上がりしていない資産の比率を上げるということは、割安な資産を増やすことを意味します。
つまり、割安に放置された資産は、割高な資産よりも値上がりする可能性が高いというわけです。
つみたてNISA(積立NISA)のリバランス方法
つみたてNISAでは実際にリバランスを行う場合には、次の2つの方法があります。
つみたてNISAのリバランス方法
- 比率が上がった商品の売却を行い比率を戻す
- 比率が上がった商品の積立額を落とす
それぞれメリット、デメリットがあるので詳細を紹介します。
①比率が上がった商品の売却を行い比率を戻す
1つ目のリバランス方法は、資産比率が上がった商品の一部を売却する方法です。
資産比率の高くなった商品を売却すれば、おのずと資産比率が落ち、当初想定していたポートフォリオ全体の資産配分に戻すことができます。
リバランスの王道とも言える方法ですが、つみたてNISAでは残念ながらデメリットがあります。
それは商品の売却時に非課税枠を使用してしまうことです。
つみたてNISAは非課税枠が20年間保たれる優遇制度であり、仮に年利5%の商品を保有しているとすると、長期で保有していればいるほど複利効果でお金が増えていきます。
20年間にわたる非課税枠を途中で使用してしまうことは非常にもったいなく、商品売却によるリバランスは非常にもったいないと言えます。
②比率が上がった商品の積立額を落とす
2つ目のリバランス方法は、資産比率の上がった商品の積立額を落とす方法です。
この方法では、非課税枠の早期消費を避けることができ、つみたてNISAのメリットを存分に享受することができます。
ただし、リバランスはある程度の時間をかけて、資産配分が理想の形になるか継続的に監視する必要があり、やや手間と時間がかかるのがデメリットです。
ただし、つみたてNISAの大元のコンセプトである20年間にわたる非課税枠は享受できるため、つみたてNISAでリバランスを行うならば、資産比率が上がった商品の積立額を落とす方法をおすすめします。
つみたてNISA(積立NISA)でリバランスは必要?
ここまで、リバランスとは何か?つみたてNISAでのリバランス方法を説明してきました。
では、本当につみたてNISAではリバランスは必要なのでしょうか?
僕はつみたてNISAでは、ポートフォリオの組み方によってはリバランスは不要だと考えています。
逆に言えば、リバランスを不要にするためにも、最初のポートフォリオが肝心!
また、つみたてNISAでのリバランスのし辛さからも、最初のポートフォリオの段階でリバランスが不要な商品を選んでおくべきだと思います。
つみたてNISAにおいて、リバランスが不要かつ、成績がよいポートフォリオを組むことを考えると、僕は以下の商品を基本に組むことをおすすまします。
- eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
- eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)
リバランスが必要になるのは、複数の商品で構成するから、資産配分が崩れるからです。
そうならずに、なおかつ分散投資を行うには、最初から分散投資ができている「eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)」1本だけを選んでしまえばいいんです!
基本的には「eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)」で事足りますが、値動きのリスクが怖いという人は「eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)」を選びましょう。
「eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)」では、債券やリート(不動産)にも分散投資しているので、さらなる分散投資ができますし、債券の組み込みにより値動きが抑えらます。
僕は過去の実績から見ても、「eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)」で不安はないですし、リターンも大きくなるので、こちらをおすめします。
過去の利回りから見ても平均5%程度のリターンに収束していますし、つみたてNISAは年間40万円程度のつみたてなので、少々リスクを取っても大きな痛手にはならないというのもあります。
また、僕もポートフォリオにも組み込んでいますが、「eMAXS Slim 米国株式(S&P500)」のような商品で積極的にリターンを狙うのもありだと思います。
米国株式は過去から見てもリターンは全世界株式よりも大きく、今後も拡大が期待できますが、分散投資でリスクを抑えるためにも、全世界株式を主軸として、サブで30%程度「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」を組み込むことをおすすめします。
この場合は、ポートフォリオが2商品になるので、1年に1回くらいは資産配分を念のため見ておきましょう。
なお、つみたてNISAのおすすめ商品については以下の記事「つみたてNISAのおすすめ商品・銘柄ランキング3選」でも書いていますので参考にしてください。
https://lightningshift.com/2020/02/09/tsumitate-nisa-ranking3/
つみたてNISA(積立NISA)のリバランスは必要?のまとめ
本記事では「つみたてNISAのリバランスは必要?」について書きました。
つみたてNISAでは最初のポートフォリオを組む時に、分散投資がなされている商品を選択すれば、そもそもリバランスをする必要がなくなります。
ただし、すでに様々な商品でつみたてNISAのポートフォリオを構成していたり、その他の事情がある場合には、商品ごとの積立額を増減させることによりリバランスをすることをおすすめします。
リバランスと聞くと難しそうに聞こえますが、今回の記事のようにやらなくてもいいようにできたりと策はあるので、ブログを参考に試行錯誤してみてください!
ライトニング( @lightningshift9)でした。
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